不動院。入間市下藤沢にある真言宗豊山派寺院
不動院の概要
真言宗豊山派寺院の不動院は、源光山明王寺と号します。不動院の創建年代等は不詳ながら、江戸時代には江戸幕府より寺領18石の御朱印状を拝領、その後長宣(正徳2年1713年寂)が中興したといいます。
山号 | 源光山 |
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院号 | 不動院 |
寺号 | 明王寺 |
住所 | 入間市下藤沢980 |
宗派 | 真言宗豊山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
不動院の縁起
不動院の創建年代等は不詳ながら、江戸時代には江戸幕府より寺領18石の御朱印状を拝領、その後長宣(正徳2年1713年寂)が中興したといいます。
新編武蔵風土記稿による不動院の縁起
(藤澤村附新田)不動院
源光山明王寺と號す、新義真言宗、成木村安楽寺末、本尊不動立像長二尺ばかり、不動料十八石の御朱印を賜へり、開山の僧詳ならず、中興開山長宜は正徳二年四月二日寂せり(新編武蔵風土記稿より)
不動院所蔵の文化財
- 十三仏結衆板碑(入間市指定有形文化財)
十三仏結衆板碑
戦国時代の文明二年(一四七〇年)に慶良ら六十余名が結衆(仲間)をつくり、自らの後生菩提を願って建てた十三仏種子板碑である。
板碑特有の頭部山形を折損しているが、市内で、最も装飾的な碑面をもっている。
上部の、瓔珞で装飾した天蓋の下に阿弥陀三尊種子が刻まれ、その下の中央の前机の上に三具足(花瓶、香炉、燭台)などの荘厳具がある。また下方には、碑面いっぱいに阿弥陀号をもつ道阿弥など六十余人の結衆者の名が刻まれ、その外側に月輪と蓮座で装飾した十仏種子が刻まれており、この頃の民衆の信仰を物語っている。(入間市教育委員会掲示より)
不動院の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿