常楽院。所沢市三ヶ島にある真言宗豊山派寺院
常楽院の概要
真言宗豊山派寺院の常楽院は、長坂山薬王寺と号します。常楽院の創建年代等は不詳ながら、江戸時代には寺領7石3斗の御朱印状を拝領していたといいます。
山号 | 長坂山 |
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院号 | 常楽院 |
寺号 | 薬王寺 |
住所 | 所沢市三ヶ島2-667 |
宗派 | 真言宗豊山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
常楽院の縁起
常楽院の創建年代等は不詳ながら、江戸時代には寺領7石3斗の御朱印状を拝領していたといいます。
新編武蔵風土記稿による常楽院の縁起
(三ヶ島村附新田)常楽院
長坂山薬王寺と號す、薬師堂領七石三斗の御朱印を賜はる、新義真言宗、多磨郡中藤村真福寺末、本尊不動を安置せり、
薬師堂。(新編武蔵風土記稿より)
境内掲示による常楽院の縁起
当山の本尊は不動明王で、当寺は長坂山常楽院薬王寺と号し、遠く大和の国真言宗豊山派大本山長谷寺に属し、かつては東京都武蔵村山市中藤の真福寺の末寺として三ヶ島の現在地に約一千百余年の星霜を経て栄えつつある寺院であります。
通称常楽院と呼ばれているが、徳川十代に亘り七石三斗を賜わりし御朱印寺です。なお、僧妙澤筆に依る不動明様の三幅の画像(市文化財)が安置されています。
境内佛堂として薬師堂、老若男女の信仰厚き白玉石尊大権現様の祠も小高い所に祀られております。今度西武鉄道株式会社より、七代将軍有章院殿に勢州亀山城(伊勢亀山市)六万石城主従五位源朝臣松平乗邑正徳六年(一七一二)の寄進による石燈籠壱基を拝受建立されております。
境内休憩所を有し、参拝者には湯茶の接待等を施し、一時の憩の場として常に地区住民から喜ばれております。(境内掲示より)
常楽院の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿