妙巖寺。戸田市美女木にある曹洞宗寺院
妙巖寺の概要
曹洞宗寺院の妙巖寺は、天照山と号します。妙巖寺は、明応2年(1493)を開基とし、松月院住職三世梅室英芳大和尚が開山となり創建、江戸時代には寺領6石の御朱印状を拝領したといいます。
山号 | 天照山 |
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院号 | - |
寺号 | 妙巖寺 |
本尊 | 釈迦如来坐像 |
住所 | 戸田市美女木2-27-4 |
宗派 | 曹洞宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
妙巖寺の縁起
妙巖寺は、明応2年(1493)を開基とし、松月院住職三世梅室英芳大和尚が開山となり創建、江戸時代には寺領6石の御朱印状を拝領したといいます。
戸田市教育委員会掲示による妙巖寺の縁起
曹洞宗の寺院で、天照山妙厳寺と号します。開基を明応二年(一四九三)といわれ、江戸時代に編纂された『新編武蔵風土記稿』によると豊嶋郡赤塚村(現在、東京都板橋区)の松月院住職三世梅室英芳大和尚によって創建されたと伝えられています。江戸時代には、寺領六石の御朱印を下付されていました。
本尊は、木造の宝かんむり釈迦如来坐像です。
境内には、石造の「十六羅漢」があります。羅漢とは、お釈迦さまの弟子の阿羅漢のことで、お釈迦さまの命を受けて永くこの世にとどまり、仏法を護るというものです。
この中には病気を治してくれるといわれている賓頭盧尊者(おびんずるさま)や、童子に薬研の使い方を教えている諾迦跋釐駄尊者などの彫像が並んでおり、それぞれが個性豊かに表現されています。
そのほかに延宝二年(一六七四)に造立された「庚申・月待石灯籠」、釈迦が入滅する時の荘厳な情景を描いた「涅槃図」があります。いずれも、市の有形文化財に指定されています。(戸田市教育委員会掲示より)
新編武蔵風土記稿による妙巖寺の縁起
(美女木村)妙巌寺
禅宗曹洞派、豊嶋郡赤塚村松月院末、天照山と號す、寺領六石の御朱印を附せらる、本尊釋迦脇士文殊普賢、開山は本寺第三世梅室英芳と云、示寂の年代はつまびらかならず。
鐘楼。延享年中鋳造の鐘をかく。(新編武蔵風土記稿より)
妙巖寺の周辺図
- 宝冠釈迦如来坐像(戸田市指定有形文化財)
- 庚申・月待石灯籠(戸田市指定有形文化財)
- 涅槃図(戸田市指定有形文化財)
妙巖寺の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿