平等寺。足立坂東三十三ヶ所霊場、北足立八十八ヵ所霊場
平等寺の概要
真言宗智山派寺院の平等寺は、普門山蓮花院と号します。平等寺の創建年代等は不詳ながら、明応3年(1494)銘の板碑や貞享元年(1684)銘の石幢などが残されています。足立坂東三十三ヶ所霊場17番、北足立八十八ヵ所霊場64番です。
山号 | 普門山 |
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院号 | 蓮花院 |
寺号 | 平等寺 |
本尊 | 聖観音像 |
住所 | 戸田市笹目6-5-4 |
宗派 | 真言宗智山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
平等寺の縁起
平等寺の創建年代等は不詳ながら、明応3年(1494)銘の板碑や貞享元年(1684)銘の石幢などが残されています。
戸田市教育委員会掲示による平等寺の縁起
真言宗智山派の寺院で、普門山蓮花院平等寺と号します。
本尊は、木造の聖観音菩薩立像です。
平等寺には、市指定文化財の「明応の板碑」や「石幢」があります。板碑には、明応三年(一四九四)の銘があります。中央部に本尊の阿弥陀如来を表す種子(梵字)が月輪の中に刻まれ、その下に「庚申待供養」と左右に結衆六人の名が記されています。また、石幢は貞享元年(一六八四)の銘が刻まれています。六角の石柱の上に大きな笠石と宝珠を重ね、幢身には地蔵六体を浮き彫りにしています。その下部には、地蔵信仰が広域で行われていたことを示す美女木村をはじめ内谷村・沼影村などの近郷七ヶ村の名が見られます。
境内には、そのほかに馬頭観音が六基あり、そのうち享保六年(一七二一)造立の塔には、四十四の村名が刻まれています。また、閻魔堂の中には、製作年代は不明ですが木造の閻魔大王座像があります。(戸田市教育委員会掲示より)
新編武蔵風土記稿による平等寺の縁起
(下笹目村)平等寺
普門山蓮花院と號す、本尊正観音行基の作と云。
阿彌陀堂(新編武蔵風土記稿より)
平等寺所蔵の文化財
- 明応の板碑(戸田市指定文化財)
- 石幢(戸田市指定文化財)
平等寺の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿