保田原波羅伊門神社。祓戸神を祀る社
保田原波羅伊門神社の概要
保田原波羅伊門神社は、寄居町保田原にある神社です。保田原波羅伊門神社の創建年代等は不詳ながら、そばの宮川で古く祓の行事を行ったことにより創建されたのではないかと推定され、江戸期には村の鎮守として祀られていました。戦前までは夏の例祭に露梨子春日神社の大神輿と当社の神輿をぶつけ合う「保田原の喧嘩神輿」が行われ、祭りが終わると双方の神輿は傷だらけになり、大いに賑わったといいます。
社号 | 波羅伊門神社 |
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祭神 | 祓戸神 |
相殿 | - |
境内社 | 津島神社、桜宮社、大黒天、手長社、金比羅社、庚申、猿田彦、甲子大黒天、御嶽、清瀧祓門、浅間社 |
祭日 | 春祭り4月15日、夏祭り7月21・22日、秋祭り10月15日 |
住所 | 寄居町保田原18-1 |
備考 | - |
保田原波羅伊門神社の由緒
保田原波羅伊門神社の創建年代等は不詳ながら、そばの宮川で古く祓の行事を行ったことにより創建されたのではないかと推定され、江戸期には村の鎮守として祀られていました。戦前までは夏の例祭に露梨子春日神社の大神輿と当社の神輿をぶつけ合う「保田原の喧嘩神輿」が行われ、祭りが終わると双方の神輿は傷だらけになり、大いに賑わったといいます。
新編武蔵風土記稿による保田原波羅伊門神社の由緒
(男衾郡保田原村)
波羅門社
村の鎮守なり、折原村神主相馬播磨持、(新編武蔵風土記稿より)
「埼玉の神社」による保田原波羅伊門神社の由緒
波羅伊門神社<寄居町保田原一八(保田原字森下)>
当地は、荒川右岸の河岸段丘に位置する。地名の保田原は、荒川河岸の崖の上に広がる平地を示している。当社の鎮座地は、保田原の東部にあり、老木が欝蒼と茂る神さびた境内のそばには、宮川と呼ばれる小川が流れている。
社名の「波羅比門」は、祓の行事を司る祓戸(祓殿)に由来する。ここに祀られる祓戸神は、伊邪那岐命が黄泉国を訪れての帰途、穢れた体を清めるため水辺で禊祓を行った際に誕生した神である。
当社は、恐らく鎮座地側の宮川で古く祓の行事を行ったことにより創建されたのであろう。
本厳には、像高七〇センチメートルの男神座像が安置されている。また、随身門には、左右に矢大神を配し、正面に神祇管領卜部朝臣良芳揮毫の「波羅伊門神社」の額が掲げられている。(「埼玉の神社」より)
保田原波羅伊門神社の周辺図