宝樹山薬師寺。当地銀谷の地名の由来となる銀の胎内仏
薬師寺の概要
浄土宗寺院の薬師寺は、宝樹山と号します。薬師寺の創建年代等は不詳ながら、本尊は行基菩薩が境内の古杉一幹を使って造ったもので古杉薬師と呼ばれたものだといい、江戸期は薬師堂と呼ばれ、上銀谷神明社の別当寺を勤めていました。なお、当地銀谷の地名の起こりは、この薬師如来像の腹籠りに銀の胎内仏が納められているからだともいいます。
山号 | 宝樹山 |
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院号 | - |
寺号 | 薬師寺 |
本尊 | - |
住所 | 比企郡吉見町上銀谷171 |
宗派 | 浄土宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
薬師寺の縁起
薬師寺の創建年代等は不詳ながら、本尊は行基菩薩が境内の古杉一幹を使って造ったもので古杉薬師と呼ばれたものだといい、江戸期は薬師堂と呼ばれ、上銀谷神明社の別当寺を勤めていました。
新編武蔵風土記稿による薬師寺の縁起
(上銀谷村)
薬師堂
浄土宗、川越蓮馨寺の末、無量山と號し、不動を本尊とす、
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薬師堂
腹籠に、行基の作佛を置り、傳へ云、此像はもと古名村の民家の守護佛なりしが、夢の告によりて境内古杉の下に安置せり、依て古杉薬師と呼、其杉今も堂後にあり、幹の大さ三圍許、樹根より一丈ほど上にて、枝十二に分れて繁茂せり、(新編武蔵風土記稿より)
薬師寺の周辺図