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相頓寺。上尾市五番町にある浄土宗寺院

相頓寺の概要

浄土宗寺院の相頓寺は、快楽山安養院と号します。相頓寺は、大本山鎌倉光明寺第四世良順上人(応永16年1409年寂)が開基となり永徳2年(1382年)に創建したといいます。

相頓寺
相頓寺の概要
山号 快楽山
院号 安養院
寺号 相頓寺
本尊 阿弥陀如来像
住所 上尾市五番町14-2
宗派 浄土宗
葬儀・墓地 -
備考 -



相頓寺の縁起

相頓寺は、大本山鎌倉光明寺第四世良順上人(応永16年1409年寂)が開基となり永徳2年(1382年)に創建したといいます。

新編武蔵風土記稿による相頓寺の縁起

(原市村)相頓寺
浄土宗、鴻巣宿勝願寺末、快楽山安養院と號す、當寺は永徳二年の草創にて、開山は本寺第四世圓蓮社聖満良順と云、應永十六年五月廿六日示寂す、本尊三尊の彌陀を安ず、惠心の作と云、外に千手観音の木像あり、是は西國五番の札所、河内國藤井寺の寫なりといふ。
太神宮。
末社。天神社、稲荷社、疱瘡神社。
鐘樓。元禄八年の鑄造にて、銘文あれど考證に益なければ取らず。
見生庵迹。何の頃か廢して、今は迹のみ殘れり、本尊は迦羅陀山の地蔵なり、本堂に移し置り。(新編武蔵風土記稿より)

「上尾の神社・寺院」による相頓寺の縁起

永徳2年(1382)鎌倉光明寺4世良順の草創(先住和気寛道氏談)但し「新編武蔵風土記稿」は勝願寺4世と記す。同寺墓地に名号板碑あり、それは開山の筆になるものと伝え、その下部に永徳2年(1382)とあるのを草創の年という。(「上尾の神社・寺院」より)

相頓寺庫裏客殿水盤舎新築記念碑による相頓寺の縁起

当山は、永徳2年(西暦1382年)大本山鎌倉光明寺第四世良順上人の開基によるものであります。当寺院は浄土信仰の場であると共に寺子屋としても地域社会に貢献してきた歴史があります。旧庫裏は三百数拾年の永きに亘る建築物でありました。
茲に、歴代上人、浄土宗三上人御遠忌の年にあたり奉讃を記念してこの佛恩にお酬する道を求め檀信徒客位並びに特信者の寄進により竣工をみたものであります。(相頓寺庫裏客殿水盤舎新築記念碑より)


相頓寺所蔵の文化財

  • 木造阿弥陀如来立像(市指定文化財)
  • 相頓寺三仏(市指定文化財)
  • 相頓寺絵馬群(市指定文化財)
  • 相頓寺六字名号板石塔婆(市指定文化財)
  • 相頓寺徳本行者六字名号供養塔(市指定民俗文化財)

木造宝冠阿弥陀坐像

浄土宗相頓寺の本尊で、観音、勢至の両菩薩を脇侍とし、阿弥陀三尊として安置されている。中尊の木造阿弥陀如来は上品下生の来迎印を結び、蓮華座上に立ち、蓮台を持つ観音で、合掌する勢至の両脇侍は、腰をかがめて蓮台上に立っている。浄土来迎思想の隆盛に伴い造像された阿弥陀三尊像である。鎌倉時代後半から末期にかけての頃の作と推定される。この阿弥陀如来立像の像高は93.5cmで、玉眼、寄木造である。頭部内側の墨書銘から万治三(1660)年に京仏師某によって修理されたことがわかる。さらに本像は平成一一(1999)年度に本格修理が行われ、造像当時の姿をほぼ回復した。(上尾市教育委員会掲示より)

相頓寺三仏

相頓寺三仏は、中尊として木造延命地蔵菩薩半咖像、向かって右に木造閻魔王坐像、左に木造奪衣婆坐像が配置されている。明治二(1869)年に廃寺となった地蔵院から移された像もあるという。地蔵菩薩の総高(蓮台を含む)は136.5cm、像高は95.5cmで、片足を下ろした半咖像である。地蔵菩薩の像内に文禄五(1596)年三月二四日、領主・西尾小左衛門尉(西尾隠岐守)が開眼したとの書付があり、頭部が大きく質素堅牢な作風から、ほぼその頃の造立とみられる。また、光背・台座などは墨書銘から享保七(1722)年、江戸神田の仏師・法橋幸慶らによって製作されたことが分かる。
左右に並ぶ閻魔王坐像、奪衣婆坐像はともに寄木造、像高は閻魔王が109cm、奪衣婆が89.8cmである。作風から推測すると両像とも同時期の作と思われ、江戸時代前期の作とみなされる。近隣ではまれな大型の三仏として貴重である。(上尾市教育委員会掲示より)

相頓寺絵馬群

相頓寺絵馬群は、奉納されている21点の絵馬であり、この絵馬群の特徴は、地蔵を描いた3点の小絵馬を除く12点が比較的古い時代から連続し、多様な内容を持つ大絵馬なことである。特に延宝八(1680)年の銘を持つ「合戦(仏と鬼)」を描いた絵馬は市内で最古のものである。元禄七(1694)年の銘を持つ「桜に繋馬」の絵馬も含め、これらは県内でも紀念銘のある絵馬として古い部類に属している。このほか、紙に描いたものを絵馬の形に張り合わせた「関羽と張飛」、穴あき銭を貼り付けて五重塔を描いた絵馬など、素材に特徴のある絵馬も含まれている。(上尾市教育委員会掲示より)

相頓寺の周辺図

参考資料
  • 「新編武蔵風土記稿」
  • 「上尾の神社・寺院」(上尾市教育委員会)