利田伊奈利神社。旧利田村鎮守
利田伊奈利神社の概要
利田伊奈利神社は、行田市利田にある稲荷神社です。利田伊奈利神社の創建年代は不詳ですが、江戸時代には利田村の鎮守となっていました。明治5年に村社に列格、明治40年11月29日に字内郷の天神社を合祀しています。
社号 | 伊奈利神社 |
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祭神 | 宇迦御魂命 |
相殿 | - |
境内社 | 塞神 |
祭日 | 例祭9月4日 |
住所 | 行田市利田587 |
備考 | 旧利田村鎮守、旧村社、行田八幡神社の兼務社 |
利田伊奈利神社の由緒
利田伊奈利神社の創建年代は不詳ですが、江戸時代には利田村の鎮守となっていました。明治5年に村社に列格、明治40年11月29日に字内郷の天神社を合祀しています。
新編武蔵風土記稿による利田伊奈利神社の由緒
稲荷社
村の鎮守なり。二社共に正福寺持。(新編武蔵風土記稿より)
埼玉県神社庁「埼玉の神社」による利田伊奈利神社の由緒
当社の由緒は明らかではないが、口碑によればここが村の高台に当たり、人々がこの地に無病息災、五穀豊穣の神を祀ったのが始まりであるという。
現在、社名は「伊奈利」の字を用いているが、「風土記稿」では「稲荷社 村の鎮守なり、正福寺持」とあるところから、明治以前は「稲荷」の字を用いていたことが知られる。
祭神は字迦之御魂命で、神明造りの本殿には幣束が納められている。
社記によれば、当社の社殿は、明治38年12月17日に全焼した旧社殿の跡に再建されたもので、大正2年の落成である。焼失した社殿内にあった棟札には「安政六未年三月再建」とあったという。
明治5年に村社となり、同40年11月29日に字内郷の天神社を合祀している。この天神社の社殿は合祀後、しばらくの問正福寺の境内に祀られていたが、大正の中ごろにはこの社殿も当社の境内に移した。その後、社殿の老朽化が激しくなったため、やむを得ず本社へ合祀し、社殿は空殿のまま境内に残された。(埼玉県神社庁「埼玉の神社」より)
利田伊奈利神社の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「埼玉の神社」(埼玉県神社庁)