落合白髭神社。飯能市落合の神社
落合白髭神社の概要
落合白髭神社は、飯能市落合にある神社です。落合白髭神社は、寛永9年(1632)に創建、落合村の鎮守社だったといいます。明治維新後の社格制定に際して明治5年村社に列格しています。
社号 | 白髭神社 |
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祭神 | 猿田彦命 |
相殿 | - |
境内社 | 秋葉神社 |
祭日 | - |
住所 | 飯能市落合243-1 |
備考 | - |
落合白髭神社の由緒
落合白髭神社は、寛永9年(1632)に創建、落合村の鎮守社だったといいます。明治維新後の社格制定に際して明治5年村社に列格しています。
新編武蔵風土記稿による落合白髭神社の由緒
(落合村)白髭社
村内の鎮守なり、例祭二月朔日、玉蔵寺持。
玉蔵寺
神宮山と號す、新義眞言宗、郡中新堀村聖天院末、本尊十一面観音を安ず。(新編武蔵風土記稿より)
「埼玉の神社」による落合白髭神社の由緒
白髭神社<飯能市落合三四三-一(落合字杉下)>
当社の裏は、田が続くゆるい下り斜面となっており、その斜面から数ヵ所水が湧き出している。境内は台地上にあり、入間川と成木川が合流する所が見渡せる。村名落合も『風土記稿』に二河川の合流点に位置することによると載せている。
当社には、「寛永九年三月廿二日、日待人数當村諸旦那衆」の銘文がある棟札が現存し、古社たることをうかがわせる。ほかに棟札は正保四年、延宝四年、宝暦五年のものがあり、その銘文から玉蔵寺が別当であったことが知られる。玉蔵寺は明治初めに廃寺となり、その跡地は神社の西方、現在畑地である。
境内には、御神木と称して注連縄を張った幹周り一〇メートル余りの杉の大木があり、神社のよい目印となっている。古くはその根本に小祠があったという。この杉によっても神社の古さが偲ばれよう。
また、一説には江原一族の屋敷神が村の鎮守になったともいい、この江原一族は、現在も神社の周辺に居を構えている。
当社の社殿は、古くは本殿だけであったが、拝殿を作らないなら「阿須の赤城神社に合祀せよ」との命令が出たため、村の神社がなくなっては困ると村民が相談の上、拝殿を作ることとし、大正四年に拝殿が完成した。なお、本殿は棟札によれば宝暦五年の再建である。(「埼玉の神社」より)
飯能市史資料編による落合白髭神社の由緒
創建年月日は、はっきりしないが、明細帳によれば、寛永9年(1632)3月22日創立の棟札があるようである。
明治5年村社に列した。
産土神として信仰が厚い。(飯能市史資料編より)
落合白髭神社の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「埼玉の神社」
- 「飯能市史資料編Ⅳ社寺教会」