大光寺。彩の国武州路十二支霊場の丑年霊場
大光寺の概要
真言宗智山派寺院の大光寺は、能満山廣幢院と号します。大光寺は、僧重慶(応安6年1373年寂)が開山、慶安2年(1649)に虚空蔵堂領として2石の朱印状を拝領したといいます。奥多摩新四国霊場八十八ヶ所60番、また大光寺虚空蔵堂は、彩の国武州路十二支霊場の丑年霊場です。
山号 | 能満山 |
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院号 | 廣幢院 |
寺号 | 大光寺 |
本尊 | 大日如来像 |
住所 | 飯能市川寺48 |
宗派 | 真言宗智山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
大光寺の縁起
大光寺は、僧重慶(応安6年1373年寂)が開山、慶安2年(1649)に虚空蔵堂領として2石の朱印状を拝領したといいます。
新編武蔵風土記稿による大光寺の縁起
(川寺村)大光寺
能満山廣幢院と號す、新義眞言宗、郡中新堀村聖天院末なり、開山重慶應安六年九月十三日化す、中興開山光運明和三年寂す、本尊大日を安ず、慶安二年虚空蔵堂領二石の御朱印を附せらる。
虚空蔵堂。木の坐像にて長一尺二寸、運慶の作と云。(新編武蔵風土記稿より)
飯能市史資料編による大光寺の縁起
記載なし(飯能市史資料編より)
大光寺所蔵の文化財
- 川寺大光寺双盤念仏(飯能市指定無形民俗文化財)
川寺大光寺双盤念仏
大光寺に伝わる双盤念仏は、鉦と太鼓を打ち鳴らしながら、特殊な節をつけて唱える念仏である。
太平洋戦争のために供出した古い鉦には、江戸時代の天保(十九世紀初め)の年号があったことから、その頃は盛んに行われていたものと思われる。
流派は浅草奥山流といわれ、鉦二、太鼓一の楽器で構成され、曲目には本流し、サソウがある。虚空菩薩の本尊、虚空蔵菩薩の縁日である四月十三日と十月十三日に演奏され、境内は多くの参詣者で賑う。
双盤念仏は、県内にわずか三箇所のみ伝承されている貴重な民俗芸能である。(飯能市教育委員会・大光寺双盤念仏保存会掲示より)
大光寺の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「飯能市史資料編Ⅳ社寺教会」