法光寺。岡部家が開基、関東百八地蔵霊場
法光寺の概要
曹洞宗寺院の法光寺は、補陀山と号します。法光寺は、岡部家が開基となり、常信法印(永徳元年1381年寂)が創建したと伝えられます。その後日峰伊鯨(天正19年1591年寂)が曹洞宗寺院として開山、天正19年(1591)には、関東に入国した徳川家康から寺領3石の御朱印状を受領、近隣に末寺門徒寺15ヶ寺を擁していた中本寺格の寺院です。本尊の延命地蔵菩薩像は関東百八地蔵霊場11番、観音殿の観世音菩薩像は、武蔵野三十三観音霊場31番となっています。
山号 | 補陀山 |
---|---|
院号 | - |
寺号 | 法光寺 |
本尊 | 延命地蔵菩薩像 |
住所 | 飯能市大字坂石町分333-1 |
宗派 | 曹洞宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
法光寺の縁起
法光寺は、岡部家が開基となり、常信法印(永徳元年1381年寂)が創建したと伝えられます。その後日峰伊鯨(天正19年1591年寂)が曹洞宗寺院として開山、天正19年(1591)には、関東に入国した徳川家康から寺領3石の御朱印状を受領、近隣に末寺門徒寺15ヶ寺を擁していた中本寺格の寺院です。
新編武蔵風土記稿による法光寺の縁起
(秩父郡阪石町分)
法光寺
補陀山と號す、曹洞宗、入間郡越生郷龍穏寺末、本尊地蔵を安ず、末刹十五ヶ寺あり、天正十九年十一月三石の御朱印を賜ふ、開山日峰伊鯨、天正十九年九月廿一日示寂、開基金榮全鏡庵主寂年を傳へず、俗稱は岡部左衛門入道妙高と云、南村里正藤兵衛が先祖なり、(新編武蔵風土記稿より)
飯能市史資料編による法光寺の縁起
開創は常信法印(永徳元年1381寂)と伝えられる。
開基である岡部家は現在当寺が管理する岩殿観音の大檀那でもありそこに貞和2年(1346)の石龕があることなどからも推定される。(飯能市史資料編より)
法光寺所蔵の文化財
- 延命地蔵菩薩像(埼玉県指定文化財)
- 岩殿山奥の院岩窟内石龕(埼玉県指定史跡)
法光寺の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「飯能市史資料編Ⅳ社寺教会」