猫の足あとによる埼玉県寺社案内

千手院。川口市坂下町にある曹洞宗寺院

千手院の概要

曹洞宗寺院の千手院は、鳩井山と号します。千手院の創建年代等は不詳ながら、元は本町3-2-20にあり、観音堂として信仰を集めた鳩ヶ谷宿最古の寺院と伝えられています。法性寺4世章山祖担大和尚(永禄10年1567年寂)が開山、昭和45年(1970)に当地に移転したといいます。当寺の銅製鰐口は川口市有形文化財に指定されています

千手院
千手院の概要
山号 鳩井山
院号 千手院
寺号 -
本尊 千手観世音菩薩像
住所 川口市坂下町2-15-5
宗派 曹洞宗
葬儀・墓地 -
備考 -



千手院の縁起

千手院の創建年代等は不詳ながら、元は本町3-2-20にあり、観音堂として信仰を集めた鳩ヶ谷宿最古の寺院と伝えられています。法性寺4世章山祖担大和尚(永禄10年1567年寂)が開山、昭和45年(1970)に当地に移転したといいます。

新編武蔵風土記稿による千手院の縁起

(鳩ヶ谷宿)千手院
曹洞宗、里村法性寺末、鳩井山と號す、本尊千手觀音を安ず、運慶の作なり、開山祖芳は永禄三年二月廿一日寂せりと云、當寺は元庵室なりしが、後寺格を進めて門徒となり、慶安三年に法性寺の末寺と定めしといへば、かの祖芳は勸請開山にして、當寺を闢きしは全く餘人なるべし、(新編武蔵風土記稿より)

「埼玉宗教名鑑」による千手院の縁起

千手院
鳩ヶ谷市里の法性寺4世章山祖担大和尚が開山であるが、それ以前に開創されていたらしく、元は同市本町にあり、鳩ヶ谷宿唯一最古の寺院として、多くの信徒の崇拝を集めていた、と伝えられている。しかし詳細は不明である。章山祖担大和尚は永禄10年(1567年)入寂。
本尊の千手観音は運慶の作と、新編武蔵風土記稿は伝えている。また寺宝の鰐口は弘治2年(1556年)5月鈴木春済作の銘があり、市の文化財指定をうけている。
昭和46年、現在の地に新築移転し、今日に至っている。(「埼玉宗教名鑑」より)


千手院所蔵の文化財

  • 銅製鰐口(川口市指定有形文化財)

銅製鰐口

千手院には、もと浅間社にあった銅製鰐口が所蔵されている。
この鰐口は、表に「富士浅間鰐口鳩ヶ谷地弘治二年丙辰五月鈴木春済」とあり、裏に「江戸鋳物師宇田川伸重」と刻まれている。
弘治2年(1556)に鈴木春済が、鋳物師宇田川伸重に作らせ、奉納したものであり、室町時代の工芸品として貴重な文化財である。
鰐口は、社殿・仏堂正面の軒下につるす、円形で扁平中空の金属製の音響具で、下方が横に長く避けている。
参詣者が布で編んだ縄を振って鳴らす。
浅間社は、江戸時代に千手院が管理していた。明治40年に、氷川神社との合祀に際し、浅間社御神体とともに鰐口は、千手院に移された。
曹洞宗鳩井山千手院は、ふるくは鳩ヶ谷宿のほぼ中央(鳩ヶ谷本町3-2-20)にあって、観音堂として信仰を集めていた。慶安3年(1650)に、曹洞宗龍王山法性寺末となり、そして、昭和45年(1970)に現在の場所(坂下町2-15-5)に移転した。(川口市教育委員会掲示より)

千手院の周辺図