善性寺。比企郡川島町伊草にある真言宗智山派寺院

猫の足あとによる埼玉県寺社案内

善性寺。伊草獅子舞の開始地点

善性寺の概要

真言宗智山派寺院の善性寺の創建年代等は不詳ながら、当地の村民武兵衛の先祖某が護持していた大日如来像を本尊として、先祖某の戒名から善性庵と号して創建、その後一寺となしたといいます。明治維新後廃寺となっていますが、伊草獅子舞は当寺境内から始まり、伊草神社大聖寺まで灯籠が立てられるそうです。

善性寺本堂
善性寺の概要
山号 -
院号 -
寺号 善性寺
本尊 不動明王像
住所 比企郡川島町伊草
宗派 真言宗智山派
葬儀・墓地 -
備考 -



善性寺の縁起

善性寺の創建年代等は不詳ながら、当地の村民武兵衛の先祖某が護持していた大日如来像を本尊として、先祖某の戒名から善性庵と号して創建、その後一寺となしたといいます。明治維新後廃寺となっていますが、伊草獅子舞は当寺境内から始まり、伊草神社大聖寺まで灯籠が立てられるそうです。

新編武蔵風土記稿による善性寺の縁起

(伊草宿)
善性寺
新義眞言宗、大聖寺門徒にて山號なし、本尊大日は惠心の作にて、村民武兵衛が先祖某が看經佛なり、其歿して善性庵と謚す、よりて庵を立て、被大日を安じけるが、後に一寺になりしを云、一説に集任禅師と云僧、開基せしともいへり、(新編武蔵風土記稿より)

「埼玉の神社」による善性寺の縁起

伊草神社<川島町伊草一八二(伊草字宿並)>
獅子舞の役としては、雄獅子・中獅子・雌獅子と猿若・花笠・笛・
唄があり、笛と唄以外は子供が務める。また、花笠は女子が務める役である。獅子舞の練習は、九月一日から大聖寺の庭で行われ、仕立方と呼ばれる指導者の手ほどきを受けて、獅子舞祭りの日まで続けられる。それだけに、獅子を舞う子供も大変であるが、当日は家族をはじめ大勢の人が晴れの舞を見に来てくれるので一生懸命である。また、善性寺から当社までの道筋の家々の門口には、趣向を擬らした絵を貼った灯籠が立てられ、獅子が神社に向かうころにはそれに灯明も入るため当日はなかなか風情が感じられる。(「埼玉の神社」より)


善性寺の周辺図


参考資料

  • 新編武蔵風土記稿
  • 「埼玉の神社」