青蓮寺。加須市南小浜にある真言宗智山派寺院
青蓮寺の概要
真言宗智山派寺院の青蓮寺は、王子山弁龍院と号します。青蓮寺は、元和8年(1622)に創建、慶尊法印(承応2年寂)が中興したとも、栄雄(享保4年1719年寂)が中興したともいいます。江戸期には南小浜熊野社など諸社の別当を務めていました。
山号 | 王子山 |
---|---|
院号 | 弁龍院 |
寺号 | 青蓮寺 |
本尊 | 不動明王立像 |
住所 | 加須市南小浜478 |
宗派 | 真言宗智山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
青蓮寺の縁起
青蓮寺は、元和8年(1622)に創建、慶尊法印(承応2年寂)が中興したとも、栄雄(享保4年1719年寂)が中興したともいいます。
新編武蔵風土記稿による青蓮寺の縁起
(小濱村)
青蓮寺
新義眞言宗、正能村龍花院末、王子山と號す、不動を本尊とせり、中興開山慶尊は承應二年十二月八日寂す、(新編武蔵風土記稿より)
「加須市の神社・寺院」による青蓮寺の縁起
当寺の創建年は明らかでないが、寺伝によれば元和八年(一六二二)創建されたと伝えられている。中興開山は法印慶尊とも(『風土記』)、栄雄とも伝えられている。慶尊は承応二年(一六五三)十二月八日入寂とあり、栄雄は享保四年(一七一九)九月五日入寂と墓石にある。本堂の天井には天女の絵が描かれており、天明年間(一七八一~八九)の作と推定されている。
従って、本堂も同時期ごろの建立と思われる。本堂の軒に掛る半鐘は、享保十七年の造立で、江戸神田住の鋳物師西村和泉守の作である。明治四十年(一九〇七)四月十一日には、上地林六畝歩の境内編入が許可されている。
また、昭和十四年(一九三九) 四月十六日には、本堂並びに庫裡の改築が落成している。
本末の関係については、正能村(現騎西町) の龍花院の末寺に属していた(『風土記』)。(「加須市の神社・寺院」より)
青蓮寺の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「加須市の神社・寺院」