北新宿不動堂。鴻巣市北新宿にある寺院

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北新宿不動堂。鴻巣市北新宿にある寺院

北新宿不動堂の概要

寺院の北新宿不動堂は、鴻巣市北新宿にある堂庵です。北新宿不動堂の創建年代等は不詳ながら、当地にあった普明山福性院と号する真言宗寺院の一堂宇として建立され、不動明王像は寛保元年(1741)に制作された像高220cmの巨大な仏像です。明治6年に普明山福性院は廃寺となり、不動堂のみが残され、現在は太井福聚寺が護摩祈禱を行なっているといるそうです。

北新宿不動堂
北新宿不動堂の概要
山号 -
院号 -
寺号 -
本尊 不動明王像
住所 鴻巣市北新宿1261-1
宗派 -
葬儀・墓地 -
備考 -



北新宿不動堂の縁起

北新宿不動堂の創建年代等は不詳ながら、当地にあった普明山福性院と号する真言宗寺院の一堂宇として建立され、不動明王像は寛保元年(1741)に制作された像高220cmの巨大な仏像です。明治6年に普明山福性院は廃寺となり、不動堂のみが残され、現在は太井福聚寺が護摩祈禱を行なっているといるそうです。

新編武蔵風土記稿による北新宿不動堂の縁起

(埼玉郡大井村)
福性院
同宗(新義真言宗)、上ノ村一乗院末、普明山と云、本尊十一面觀音を安ぜり、
不動堂(新編武蔵風土記稿より)

「吹上町史」による北新宿不動堂の縁起

不動堂(吹上町大字北新宿一二六一の一)
不動堂は、明治六年三月廃寺となるまで、上之村(現熊谷市)新義真言宗一乗院末で、普明山福性院(山神山福勝院ともあり)と号し、智山派の寺院であった。
不動明王は、愛染明王など五大明王の一尊で、大日如来の化身で一切の魔性を降伏させるために忿怒身をとったものといわれる。ここの不動明王像は、鋳造、像高ニニ〇センチの巨大な金銅仏で、大火焔の中にあって右手に破邪の利剣、左手に羂索を握った物凄い忿怒の形相の像容で、内外の諸難や汚れも焼きつくし、諸悪魔も退散するであろう威力が感じられる。
背銘に、「寛保元年(一七四一)、江戸神田住人、鋳物師丹波守作之」とあり、相州(神奈川県)大山月参の供養仏として、福性院寛盛和尚の代に建立れたもので、昭和三十四年一月十六日吹上町の文化財に指定された。最近、不動堂は新築され文化財保存に対する地区民の熱意と不動さま信仰のほどがうかがわれる。(「吹上町史」より)


北新宿不動堂の周辺図


参考資料

  • 新編武蔵風土記稿
  • 「吹上町史」