高根神社。熊谷市小江川の神社

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高根神社。熊谷市小江川の神社

高根神社の概要

高根神社は、熊谷市小江川にある神社です。高根神社の創建年代等は不詳ながら、満讃寺を開山した文殊寺第5世霊因祖源和尚が、文殊寺で祀っていた白山神社を勧請したのではないかと推測され、当初「元高根」に鎮座、享保年間(1716-1736)当地に遷祀したといいます。明治維新後の社格制定に際し明治5年村社に列格、明治45年神饌幣帛料供進神社に指定されていました。

高根神社
高根神社の概要
社号 高根神社
祭神 味鉏高彦根命・伊弉諾命・伊邪那美命
相殿 -
境内社 榛名・三峰神社、牛頭社、稲荷神社、金毘羅神社、諏訪神社など
祭日 祈年祭2月20日、春季大祭3月16日、末社祭4月3日、天王様7月15日、諏訪神社祭8月27日、秋季大祭10月17日
住所 熊谷市小江川1404
備考 -



高根神社の由緒

高根神社の創建年代等は不詳ながら、満讃寺を開山した文殊寺第5世霊因祖源和尚が、文殊寺で祀っていた白山神社を勧請したのではないかと推測され、当初「元高根」に鎮座、享保年間(1716-1736)当地に遷祀したといいます。明治維新後の社格制定に際し明治5年村社に列格、明治45年神饌幣帛料供進神社に指定されていました。

境内掲示による高根神社の由緒

高根神社の祭神は、味鉏高彦根命・伊弉諾命・伊邪那美命であり、古くから「高根明神」と崇められてきた。古くは元高根に鎮座してあったものを享保年間(一七一六~一七三六)に現在地に遷祀したと伝えられていて、曹洞宗高根山満讃寺が別当であった。
味鉏高彦根命は、氷川神社の祭神素戔嗚尊の子孫である大国主命の長子であるから、ここ武蔵國にも関係深かったことがうなづける。
当社のご神体は神鏡であり、大祭は毎年三月十六日で、「平方のお獅子様」といわれている。これは、上尾市平方八枝神社から獅子頭を迎えての奉祭で、悪疫退散・家内安全・厄除招福の祈りを込めて行なわれる。(埼玉県掲示より)

新編武蔵風土記稿による高根神社の由緒

(小江川村)
高根明神社
村の鎮守にて、本地佛彌陀を安ず、満讃寺持、下二社同じ、
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稲荷社
神明社(新編武蔵風土記稿より)

「埼玉の神社」による高根神社の由緒

高根神社<江南町小江川一四〇四(小江川字山中)>
当社は、満讃寺の正面にある小高い森山に鎮まる。口碑によると、
古くは「元高根」の地に鎮座していたが、参拝に不便を来したことから享保年間(一七一六-三六)に現在地に遷座したという。旧地「元高根」は、南部の丘陵地帯の一画で、現在は「アスレジャークラブ」の敷地内となっている。
『風土記稿』は「高根権現社 村の鎮守にて、本地仏弥陀を安ず、満讃寺持」と載せている。満讃寺は高根山と号する曹洞宗の寺院で、開山は野原村文殊寺五世霊因祖源和尚といい、天正十四年(一五八六)に寂している。
当社の創建は、この満讃寺を開山した霊因祖源和尚により行われたと考えられる。満讃寺の本寺である文殊寺住僧は、加賀国の霊峰白山に坐す神を、衆生救済のため同寺の境内に勧請して社を建立していた。このため、霊因祖源和尚は、当地に満讃寺を開基する際に文殊寺よりこの白山神社を勧請したものであろう。社名の「高根」については、霊峰白山の高嶺雪峰の姿から名付けたものと思われる。ちなみに、静岡県藤枝市にある高根神社は、文治年中(一一八五-九〇)に加賀国白山から勧請した社であると伝え、その鎮座地は標高七〇〇Mほどの山上である。(「埼玉の神社」より)


高根神社の周辺図