満藏寺。さいたま市岩槻区馬込にある天台宗寺院
満藏寺の概要
天台宗寺院の満藏寺は、瑠璃光山東光院と号します。満藏寺は、慈覺大師が嘉祥3年(850)に創建したと伝えられ、蓮海(寛文10年1670年寂)が中興したといいます。

山号 | 瑠璃光山 |
---|---|
院号 | 東光院 |
寺号 | 満藏寺 |
住所 | さいたま市岩槻区馬込1209 |
宗派 | 天台宗 |
本尊 | - |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
満藏寺の縁起
満藏寺は、慈覺大師が嘉祥3年(850)に創建したと伝えられ、蓮海(寛文10年1670年寂)が中興したといいます。
新編武蔵風土記稿による満藏寺の縁起
(馬込村)満蔵寺
天台宗、入間郡古尾谷上村灌頂院末、瑠璃光山東光院と號す、當寺は嘉祥三年慈覺大師の開建と傳ふれど、宗祖を指て開山となすもままあれば、うけがたし、中興の僧蓮海寛文十年寂す、本尊三尊の彌陀を安ず。
薬師堂。薬師は慈覺大師の作と云。
寮。彌陀を安ず。(新編武蔵風土記稿より)
満藏寺所蔵の文化財
- 天文十六年銘地蔵図像板碑一基
天文十六年銘地蔵図像板碑一基
板碑は鎌倉時代から室町時代にかけて墓塔、供養塔などとして建てられたもので、板石塔婆、青石塔婆とも言われます。秩父に産する緑泥片岩など、石材に恵まれている埼玉県付近には特に多く見られます。
この板碑は、現存高六十七センチメートル、幅三十センチメートル、面長な頭部に、大きめな頭光を配し、右手に錫杖、左手に宝珠を捧げた来迎の地蔵菩薩像を線彫りであらわしたものです。
下部を欠いていますが、残された銘文から、夫婦が死後の安穏を願った「逆修供養」を目的に、天文十六年(一五四七)に造立したものと考えられています。一般的に、阿弥陀如来を梵字で表した板碑が多い中、地蔵菩薩を図像で表現した大変貴重な板碑です。(宗教法人満蔵寺・さいたま市教育委員会掲示より)
満藏寺の周辺図
参考資料
- 「新編武蔵風土記稿」