圓蔵院。新秩父三十四ヶ所霊場、北足立八十八ヵ所霊場
圓蔵院の概要
真言宗智山派寺院の圓蔵院は、慈眼山得正寺と号します。圓蔵院の創建年代等は不詳ながら、法印隆景僧都(応永12年1405年寂)が開山したといいます。北足立八十八ヵ所霊場5番、新秩父三十四ヶ所霊場23・24番です。
山号 | 慈眼山 |
---|---|
院号 | 圓蔵院 |
寺号 | 得正寺 |
住所 | さいたま市見沼区中川540 |
宗派 | 真言宗智山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
圓蔵院の縁起
圓蔵院の創建年代等は不詳ながら、法印隆景僧都(応永12年1405年寂)が開山したといいます。
新編武蔵風土記稿による圓蔵院の縁起
(中川村)圓蔵院
新義真言宗、倉田村明星院末、慈眼山得正寺と號す、本尊は彌陀を安せり。
地蔵堂。(新編武蔵風土記稿より)
さいたま市掲示による圓蔵院の縁起
円蔵院は、南方に見沼の低地を望む台地の先端部に位置している。真言宗智山派の寺で、倉田(桶川市)明星院の末寺で、本尊に阿弥陀如来像を祀っている。開創の明確な年代は不明であるが、開山の法印隆景僧都は、応永十二年(一四〇五)五月二十二日に亡くなっている。
手入れの良く行き届いた境内には、高さ二十三メートル、幹回り四・七メートルの大イチョウがあり、見沼を隔てた浦和市からもその姿を見ることができる。また地蔵堂前にはシダレヒガンザクラがあり、三月下旬〜四月上旬に花笠をかざしたような花をつける。この他、室町時代の作とみられる絹本着色十二天画像や円空仏(観音像)があり、いずれも大宮市指定文化財になっている。また、室町時代の板石塔婆も残されている。(さいたま市掲示より)
圓蔵院所蔵の文化財
- 円蔵院のシダレヒガンザクラ(さいたま市指定文化財)
- 円蔵院の大イチョウ(さいたま市指定文化財)
圓蔵院の周辺図
参考資料
- 「新編武蔵風土記稿」