世音山観音寺。坂戸市四日市場にある真言宗智山派寺院
観音寺の概要
真言宗智山派寺院の観音寺は、世音山と号します。観音寺は、当地の旧家小鹿野氏の祖先が大永年間(1521-1528)に千手観音を邸宅内に奉安して創建、後に一寺としたといいます。江戸幕府より観音堂領5石の御朱印状を慶安2年(1649)に受領、また、小鹿野氏の祖先が同時期に創建した四日市場諏訪神社や稲荷社の別当を務めていました。武州八十八所霊場7番です。
山号 | 世音山 |
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院号 | - |
寺号 | 観音寺 |
本尊 | 千手観音菩薩像 |
住所 | 坂戸市四日市場432 |
宗派 | 真言宗智山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
観音寺の縁起
観音寺は、当地の旧家小鹿野氏の祖先が大永年間(1521-1528)に千手観音を邸宅内に奉安して創建、後に一寺としたといいます。江戸幕府より観音堂領5石の御朱印状を慶安2年(1649)に受領、また、小鹿野氏の祖先が同時期に創建した四日市場諏訪神社や稲荷社の別当を務めていました。
新編武蔵風土記稿による観音寺の縁起
(四日市場村)
觀音寺
新義眞言宗、高麗郡新堀村聖天院の末、觀音堂領五石の御朱印は慶安二年に賜へり、本尊不動を客殿に安。
觀音堂。本尊千手観音を安ず、舊家甚右衛門が蔵せる記録に、彼が先祖甚右衛門大永年中千手観音を、己が宅地の内に建立し、其堂を守るものを付置しを、のち一寺となし觀音寺と唱へ始めしと云。(新編武蔵風土記稿より)
「入間郡誌」による観音寺の縁起
觀音寺
月芳にあり。聖天院に屬す。元禄年代の再興にて、寺の起源は小鹿野氏の祖が觀音堂を建立せしに始まると云ふ。(「入間郡誌」より)
観音寺の周辺図
参考資料
- 「新編武蔵風土記稿」