観音寺。西新井組中川通四箇領八十八箇所
観音寺の概要
真言宗豊山派寺院の観音寺は、正保山と号します。観音寺は、天文3年(1534)不動坊として開創、長清律師が元和7年(1621)に開山したといいます。西新井組中川通四箇領八十八箇所76番です。
山号 | 正保山 |
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院号 | - |
寺号 | 観音寺 |
本尊 | 十一面観世音像 |
住所 | 八潮市中央4-8-20 |
宗派 | 真言宗豊山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
観音寺の縁起
観音寺は、天文3年(1534)不動坊として開創、長清律師が元和7年(1621)に開山したといいます。
新編武蔵風土記稿による観音寺の縁起
(上馬場村)観音寺
八條村西勝院末、新義真言宗にて、正保山と號す、阿弥陀を本尊とせり。開山秀善、天和二年寂す。
地蔵堂。(新編武蔵風土記稿より)
八潮市教育委員会掲示による観音寺の縁起
上馬場観音寺(真言宗)は、天文三年(一五三四)開基の不動坊を襲い、その坊跡を元和七年(一六二一)に長清律師が開山、十一面観世音菩薩像を本尊とする寺院である。(八潮市教育委員会掲示より)
観音寺所蔵の文化財
- 木造阿弥陀如来立像(市指定有形文化財)
- 観音寺のイチョウ(市指定天然記念物)
木造阿弥陀如来立像
阿弥陀如来立像I・II軀は、観音寺本尊の脇侍として安置されてきた仏像である。二十七菩薩の聖衆来迎図厨子安置の阿弥陀如来立像(I軀)は、一木造りの藤原様式を通す鎌倉初期の作、他の阿弥陀如来立像(II軀)は、寄木造りの金切り金様式を遺す鎌倉中期の作で、八潮地方における鎌倉期の阿弥陀如来像は少なく貴重である。(八潮市教育委員会掲示より)
観音寺の周辺図