密厳院。所沢市山口にある真言宗豊山派寺院

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密厳院。奥多摩新四国霊場八十八ヶ所

密厳院の概要

真言宗豊山派寺院の密厳院は、菩提山佛國寺と号します。密厳院の創建年代等は不詳ながら、弘法大師が当地に菩提樹の木を植え、当寺を菩提山としたとの伝説があるといいます。圓清(元和8年1622年寂)が開山したといいます。奥多摩新四国霊場八十八ヶ所23番です。

密厳院
密厳院の概要
山号 菩提山
院号 密厳院
寺号 佛國寺
住所 所沢市山口2045
宗派 真言宗豊山派
葬儀・墓地 -
備考 -



密厳院の縁起

密厳院の創建年代等は不詳ながら、弘法大師が当地に菩提樹の木を植え、当寺を菩提山としたとの伝説があるといいます。圓清(元和8年1622年寂)が開山したといいます。

新編武蔵風土記稿による密厳院の縁起

(菩提木村)密厳院
菩提山佛國寺と號す、新義真言宗、多磨郡中藤村真福寺末、開山圓清元和八年五月寂す、本尊薬師。
彌陀堂(新編武蔵風土記稿より)

境内石碑による密厳院の縁起

菩提樹村の由来
伝説によりますと弘法大師空海が東国を修行して歩かれた折りに、当地に於いて三尊阿弥陀如来を刻まれ、そのしるしに現在翁樹神社と呼ばれている所に菩提樹の木を植えられた事によって、当地を菩提樹村と呼び当寺を菩提山密厳院佛國寺と名付けたと伝えられております。
また所沢史誌によりますと、寛文四年甲辰(一六六四)八月以前は地頭松風より阿弥陀免として田五畝歩(約百五十坪)賜わりしを幕府へ上地す、延寳五年丁巳(一六七七)三月徳川幕府より御本尊薬師如来へ田五畝歩を賜わり御一新後上地す、という記録が残されております。
約千二百年前の平安時代初頭に弘法大師によって植えられた菩提樹の末葉は現在も翁樹神社の地にそびえ立ち悠久の時の流れを見つめております。(境内石碑より)


密厳院の周辺図


参考資料

  • 新編武蔵風土記稿