北向地蔵。寛政4年銘の道標を兼ねた地蔵尊
北向地蔵の概要
北向地蔵は、比企郡吉見町北吉見にある名所旧跡です。北向地蔵は、北吉見八坂神社前に安置されている寛政4年(1792)銘の地蔵尊で、岩室観音・比企観音(岩殿観音正法寺)・吉見観音への道しるべを兼ねた地蔵尊です。
旧跡・名所名 | 北向地蔵 |
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区分 | - |
入場時間 | - |
入場料 | - |
住所 | 比企郡吉見町北吉見 |
備考 | - |
北向地蔵の縁起
北向地蔵は、北吉見八坂神社前に安置されている寛政4年(1792)銘の地蔵尊で、岩室観音・比企観音(岩殿観音正法寺)・吉見観音への道しるべを兼ねた地蔵尊です。
吉見町・埼玉県掲示による北向地蔵について
北向地蔵
北向きに建っているので北向地蔵という名がある。
光背型浮き彫りの立像で、台石裏面には「高野山山中嶌坊内良順建焉 寛政四壬子稔四月吉祥日」とある。
また、台石左側面には「此方いわむろ山くわんおん道、弘法大師開基、松山へ行ぬそ」とある。
台石右側面には「此方ひきくわんおん江」とあり正面には「此方よしみくわんおん道十二丁」とあり、道しるべにもなっている。
まかしからこの土地の人々の信仰を集めているが、特に観音霊場めぐりの巡礼たちの信仰を集めてきた。
今はこの地蔵を信仰すると占いがよく当たるというので、占師の信仰が厚いといわれている。(吉見町・埼玉県掲示より)
北向地蔵の周辺図
参考資料
- 「新編武蔵風土記稿」