雙柳山秀常寺。高麗三十三ヶ所霊場
秀常寺の概要
真言宗智山派寺院の秀常寺は、雙柳山三光院と号します。創建年代は不詳ですが、僧秀傳(元文元年1736年寂)により中興されたと伝えられます。慶安2年(1649)に地蔵堂領として3石の御朱印状を拝領しています。高麗三十三ヶ所霊場8番です。
山号 | 雙柳山 |
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院号 | 三光院 |
寺号 | 秀常寺 |
本尊 | 不動明王像 |
住所 | 飯能市双柳515 |
宗派 | 真言宗智山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | もと双柳稲荷神社の別当寺、高麗三十三ヶ所霊場8番 |
秀常寺の縁起
秀常寺は、僧良慶(慶長16年1611年寂)が開山したと伝えられます。慶安2年に観音堂領として3石の朱印状を拝領しています。
新編武蔵風土記稿による秀常寺の縁起
秀常寺
雙柳山観音院と号す。新義真言宗、横見郡今泉村金剛院末なり。開山良慶慶長16年3月10日化す。中興開山寶遍正徳5年9月25日寂す。本尊不動を安ず。慶安年中観音堂領3石の御朱印を賜へり。
観音堂
正観音の坐像、長1尺2寸なるを安ず。運慶の作。
鐘楼
貞享年中住僧宥仙が時鋳造せし鐘破砕して、文化7年に再造の鐘を懸く。(新編武蔵風土記稿より)
秀常寺の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「飯能市史資料編Ⅳ社寺教会」