十郎横穴墓群。比企郡鳩山町石坂にある旧跡・名所

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十郎横穴墓群。古墳時代後期の墓制、鳩山町指定記念物

十郎横穴墓群の概要

十郎横穴墓群は、比企郡鳩山町石坂にある名所旧跡です。十郎横穴墓群は、比企郡域に多く残されている横穴墓の一つで、越辺川にのぞむ丘陵南向斜面の凝灰岩質砂岩層を堀りぬいて築造され、現在2基が開口していますが、平成2年の調査によれば10基前後の横穴墓が確認されているそうです。名称の「十郎」は、源平合戦で活躍した金子十郎家忠が当地に隠棲していた頃、誤って馬を淵に乗り入れてしまったことから名付けられたと、新編武蔵風土記稿では記載しています。

十郎横穴墓群
十郎横穴墓群の概要
旧跡・名所名 十郎横穴墓群
区分 鳩山町指定史跡
入場時間 -
入場料 -
住所 比企郡鳩山町石坂
備考 -




十郎横穴墓群の縁起

十郎横穴墓群は、比企郡域に多く残されている横穴墓の一つで、越辺川にのぞむ丘陵南向斜面の凝灰岩質砂岩層を堀りぬいて築造され、現在2基が開口していますが、平成2年の調査によれば10基前後の横穴墓が確認されているそうです。名称の「十郎」は、源平合戦で活躍した金子十郎家忠が当地に隠棲していた頃、誤って馬を淵に乗り入れてしまったことから名付けられたと、新編武蔵風土記稿では記載しています(現在小名としては重郎の字を当てているようです)。

境内掲示による十郎横穴墓群について

横穴墓とは、国指定史跡吉見百穴(吉見町)に代表される古墳時代後期の墓制の一つです。
十郎横穴墓群は、越辺川にのぞむ丘陵の南向斜面に位置し、凝灰岩質砂岩層を堀りぬいて構築されたもので、現在、三基が開口しています。平成二年の現況測量調査の結果、他にかなりの横穴群が埋没していると思われます。
比企地方には、この他に、黒岩横穴墓群(吉見町)天神山横穴墓群(滑川町)、尾根横穴墓群(嵐山町)、比丘尼山横穴墓群(東松山市)があります。(嵐山町教育委員会掲示より)

新編武蔵風土記稿による十郎横穴墓群について

(石坂村)
十郎淵
九淵共云、昔金子十郎此邊に隠棲し、訛て馬を此淵に乗込しことありし故、名とせりと、今は熊井奥田邊よりの、惡水落しにて、末は越邊川に合せり、(新編武蔵風土記稿より)


十郎横穴墓群の周辺図


参考資料

  • 「新編武蔵風土記稿」