寶勝寺。鴻巣市小谷にある曹洞宗寺院
寶勝寺の概要
曹洞宗寺院の寶勝寺は、慈眼山と号します。寶勝寺の創建年代等は不詳ながら、貫達和尚(慶安元年1648年寂)が開山したといいます。
山号 | 慈眼山 |
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院号 | - |
寺号 | 寶勝寺 |
本尊 | 釈迦如来像 |
住所 | 鴻巣市小谷1543 |
宗派 | 曹洞宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
寶勝寺の縁起
寶勝寺の創建年代等は不詳ながら、貫達和尚(慶安元年1648年寂)が開山したといいます。貫達和尚は大芦龍光寺・前砂龍昌寺も開山しています。
新編武蔵風土記稿による寶勝寺の縁起
(小谷村)
法性寺
禅宗曹洞派、箕田村寶持寺末、慈眼山と號す、開山達貫慶安元年十二月八日化、本尊釋迦を置、
天照太神天満宮白山合社(新編武蔵風土記稿より)
「吹上町史」による寶勝寺の縁起
宝勝寺
金乗寺西隣、荒川の堤防に接して墓地がひろがるこの寺が禅宗曹洞派の宝勝寺である。箕田宝持寺の末で慈眼山と号している。寺伝によると、寛永二年(一六二五)の開創といわれるけれども開基は詳かでない。開山は貫達和尚で、慶安元年(一六四八)十二月二十八日に寂している。
寺院明細帳(県文書)によると、本堂庫裡は天保九年(一八三八)に再建と記されているが、庫裡は近年改築された。本堂は山門とともに再建当時の建築で百数十年の歴史の流れを感じきせるたたずまいを見せている。
境内には、寺子屋師匠、松声堂坂本彦左衛門の筆子碑その他石造遺物が数多く蔵されている。
本尊は、釈迦如来の坐像で、木造、寄木造、漆箔、玉眼、白毫(仏の眉間の白い毛、水昌などをはめてあらわす)を欠く、通肩、像高三六センチ、江戸中期作。ほか、大日如来、地蔵、観音など多くの仏像が安置されている。このうち念持仏聖観音一体は、像高一四センチの小さなものであるが桧の一木造り、室町初期の作と推定される立派なものである。(「吹上町史」より)
寶勝寺の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「吹上町史」