江戸六地蔵

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江戸六地蔵の案内

江戸六地蔵の案内

江戸六地蔵とは京都の六地蔵に倣って、江戸の出入口6箇所に造立・設置されている地蔵です。深川の地蔵坊正元発願の江戸六地蔵と、東都歳時記による江戸六地蔵との二つがあり、東都歳時記による江戸六地蔵はいつの頃か廃れ、江戸地蔵といえば、通常は深川の地蔵坊正元発願の江戸六地蔵を指します。

深川の地蔵坊正元発願の江戸六地蔵一覧

江戸深川の地蔵坊正元が、宝永3年(1706)に発願し江戸市中から広く寄進者を得て、江戸の出入口6箇所に地蔵菩薩像を造立しました。現在、江戸六地蔵と呼ぶ場合は、この六地蔵を指します。


江戸六地蔵の御朱印


※御朱印画像はいけみずさんよりの寄贈




東都歳時記による江戸六地蔵:東都六地蔵

天保9年(1837)刊の東都歳時記によると、江戸六地蔵は、銅造泥塑の仏像造りに秀でた下谷心行寺(現府中市)二世空無上人の権化によって元禄4年(1691)に開眼したものと記載されています。この当時の六地蔵の設置寺院を見ると、主要街道の出入口を意識せずに設置されたもののようです。


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