小室観音堂。小室観音堂
小室観音堂の概要
天台宗寺院の小室観音堂は、福王山清光寺の本堂です。小室観音堂は、足立坂東観音霊場5番となっています。
山号 | 福王山 |
---|---|
院号 | 金剛院 |
寺号 | 清光寺 |
本尊 | 聖観世音菩薩像 |
住所 | 伊奈町小室9352 |
宗派 | 天台宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
小室観音堂の縁起
小室観音堂は、福王山清光寺の本堂で、本尊の聖観世音菩薩は足利時代前期(十四世紀末~十五世紀前半)の作と推定され、足立坂東観音霊場5番となっています。
埼玉県・伊奈町掲示による小室観音堂の縁起
小室観音
天台宗清光寺(本尊 薬師如来)持ちの観音堂であるが、通称小室観音として親しまれている。
創立時期は不明であるが、元禄十五年(一七〇二年)に創設された「足立板東三十三ヶ所観音霊場では第五番寺となっている。
本尊は、聖観世音菩薩であり、木造の立像(高さ一メートル)が安置されている。像の体内には三体の木造仏と二枚の木札が納められている。同寺では、聖徳太子の作との伝えがあるが、大正十五年のときの鑑定では、足利時代前期(十四世紀末~十五世紀前半)の作との結果がでている。
建物は、第五番寺となった当時は三間四方であったが、安永七年(一七七八年)に、六間四方の茅葺屋根のお堂が建立された。そのお堂は、明治四十四年(一九一一年)に瓦葺となり、昭和四十六年(一九七一年)に現在の姿となった。
「足立坂東三十三ヶ所観音霊場」は「坂東三十三ヶ所観音霊場」になぞらえて、知足院(桶川市日出谷)を一番寺として設定されたものである。伊奈町内には、この観音堂のほか、四番寺として松福寺(大字小室)、六番寺として観音寺(大字大針)、七番寺として薬師寺(該当寺院不明)が関係している。(埼玉県・伊奈町掲示より)
小室観音堂の周辺図
参考資料
- 「新編武蔵風土記稿」
- 「伊奈町史」(伊奈町教育委員会)