地蔵院。北本市高尾にある真言宗智山派寺院
地蔵院の概要
真言宗智山派寺院の地蔵院は、北囊山延命寺と号します。地蔵院は、貞享2年(1685)頃常勝寺が北袋(北囊)に朱印地を与えられたのを契機にして、常勝寺末寺として当寺が開山したと伝えられ、本尊地蔵像は元禄7年(1694)に瀧瀬清左衛門が建立、石戸領札所三番だといいます。
山号 | 北囊山 |
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院号 | 地蔵院 |
寺号 | 延命寺 |
住所 | 北本市高尾4丁目 |
宗派 | 真言宗智山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
地蔵院の縁起
地蔵院は、貞享2年(1685)頃常勝寺が北袋(北囊)に朱印地を与えられたのを契機にして、常勝寺末寺として当寺が開山したと伝えられ、本尊地蔵像は元禄7年(1694)に瀧瀬清左衛門が建立、石戸領札所三番だといいます。
新編武蔵風土記稿による地蔵院の縁起
(荒井村枝郷北袋村)
地蔵院
新義真言宗、瀧馬室村常勝寺の末、本尊地蔵なり。(新編武蔵風土記稿より)
境内石碑による地蔵院の縁起
地蔵院北囊山延命寺
地蔵院北囊村延命寺は貞享二年(一六八五)頃朱印地が馬室村に与えられた契機に常勝寺が末寺として北囊村に開山されたものと伝えられている。当時常勝寺の末寺は東光寺(笠原)他九寺と記してある。泉蔵院(高尾)・妙楽寺(原馬室)・如意寺(古市場)・医光院(加納)・多聞寺(本宿)・稲福寺(原馬室)・遍照寺(鴻巣)・吉祥寺(滝馬室)・地蔵院(北袋)である。
地蔵院の本尊は地蔵尊、座像の御丈八寸五分、台座九寸・厨子(元禄七年)当町の瀧瀬清左衛門が建立・中興開祖定恵上人より第七世里理仁本寺兼務五代住職第十二世萩原上空
本堂 瓦葺 間口六間 奥行三間半・境内縦二十二間 横五間一分五厘 面積百十三坪
石戸領札所三番で六道の能化地蔵の大菩薩導き玉ひ此世後の背と記されている。
地蔵院は建立以来檀家の熱心な信仰により守られてきたが数回に亘り改修(境内石碑より)
地蔵院の周辺図
参考資料
- 「新編武蔵風土記稿」