東京三十三観音霊場
東京三十三観音霊場の案内
東京三十三観音霊場は、関東大震災の被災者を慰霊するために創始、被災していた下町地区を除いた旧東京市域で構成されています。現在霊場としては廃止となっています。
「江戸・東京札所事典」による東京三十三観音霊場の縁起
創設の時期は明らかではないが、三十三番は本所被服廠跡である。大正十二年関東大震災の遭難者慰霊の為に昭和五年八月東京市慰霊堂が完成する。万骨観音堂は震災後に建立されたが、昭和に入り、五六年頃には不振の為に廃止となると。
この札所は関東大震災慰霊の目的をもって創始されたものである。上野浅草等の寺が入っていないのは何れも震災の厄を蒙ったからである。
東京のまわりを取り巻くかの如き構成である。札所の異動はなく僅かに二三番が戦後廃寺となり目白不動は金乗院へと移っている。(「江戸・東京札所事典」より)
東京三十三観音霊場一覧
- 補陀落山海晏寺(品川区南品川5-16-2)
- 金剛山観音寺(品川区大崎3-8-12)
- 泰叡山瀧泉寺(目黒区下目黒3-20-26)
- 三田山魚籃寺(港区三田4-8-34)
- 勝林山金地院(港区芝公園3-5-4)
- 補陀山長谷寺(港区西麻布2-21-34)
- 長青山梅窓院(港区南青山2-26-38)
- 渋谷山東福寺(渋谷区渋谷3-5-8)
- 慈雲山長泉寺(渋谷区神宮前6-25-12)
- 竹園山教学院(世田谷区太子堂4-15-1)
- 大谿山豪徳寺(世田谷区豪徳寺2-24-7)
- 代々木山雲照寺(渋谷区西原3-31-1)
- 観谷山聖輪寺(渋谷区千駄ヶ谷1-13-11)
- 永固山一行院(新宿区南元町19-2)
- 常栄山心法寺(千代田区麹町6-4-1)
- 四谷山長善寺(新宿区四谷4-4)
- 護本山天龍寺(新宿区新宿4-3-19)
- 多宝山成願寺(中野区本町2-26-6)
- 蒼竜山松源寺(中野区上高田1-27-3)
- 明治寺(中野区沼袋2-28-20)
- 大鏡山南蔵院(豊島区高田1-19-16)
- 光松山放生寺(新宿区西早稲田2-1-14)
- 東豊山新長谷寺(豊島区高田2-12-39金乗院)
- 神齢山護国寺(文京区大塚5-40-1)
- 無量山伝通院(文京区小石川3-14-6)
- 金竜山大円寺(文京区向丘1-11-3)
- 天昌山光源寺(文京区向丘2-38-22)
- 補陀落山養福寺(荒川区西日暮里3-3-8)
- 東叡山養壽院(台東区上野桜木1-15-3)
- 東叡山清水堂(台東区上野公園1-29)
- 金龍山浅草寺(台東区浅草2-3-1)
- 宝寿山長命寺(墨田区向島5-4-4)
- 萬骨観音堂(墨田区横網町2東京都慰霊堂)
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