旧小机領三十三所子歳観音霊場の案内
旧小机領三十三所子歳観音霊場
旧小机領三十三所子歳観音霊場は、泉谷寺住職転譽上人が旧小机領三十三観音霊場の開設を徳川幕府に願い出て享保17年壬子年(1732)に許可され開創したといいます。横浜市・川崎市麻生区・町田市にある寺院で構成される観音霊場で、壬子年に開創したことから12年に1度の子歳に本尊が開帳されるといいます。
「江戸・東京札所事典」による旧小机領三十三所子歳観音霊場
新編武蔵風土記稿本郷村法昌寺の項に「本尊十一面観音にて腹籠の像に長二寸ばかりの観音あり、これは春日の作なりと云。住僧朝庵のとき小机札所をさだめしに、この観音を以て第三十三番とせしとなり」とある。
法昌寺境内には宝暦七年建立の碑があり、それによると宝暦六年丙子春開戸帳云々とあり、更に享保年中より近郷寺院の撰定にかかると誌るされている。以後子年開帳となり全行程二十里十六町二泊三日を以て巡拝する。(「江戸・東京札所事典」より)
旧小机領三十三所子歳観音霊場一覧
- 松亀山泉谷寺
(横浜市港北区小机町256) - 瑞雲山三會寺
(横浜市港北区鳥山町730) - 熊野山最勝寺
(横浜市神奈川区菅田町2713) - 松澤山専称寺
(横浜市神奈川区菅田町766) - 補陀山正観寺
(横浜市保土ケ谷区東川島町45-5) - 川島山隨流院
(横浜市保土ケ谷区川島町501) - 青木山本覺寺
(横浜市神奈川区高島台1-2) - 開塔山宗興寺
(横浜市神奈川区幸ヶ谷10-6) - 吉祥山慶運寺
(横浜市神奈川区神奈川本町18-2) - 子生山東福寺
(横浜市鶴見区鶴見1-3-5) - 仙鶴山松蔭寺
(横浜市鶴見区東寺尾1-18-1) - 妙智山歓成院
(横浜市港北区大倉山2-8-7) - 海照山圓應寺
(横浜市港北区新吉田町4098) - 御霊堂
(横浜市港北区新吉田町4569正福寺内) - 補陀洛山西方寺
(横浜市港北区新羽町2586) - 亀甲山専念寺
(横浜市港北区新羽町1578) - 幡森山龍雲寺
(横浜市都筑区東方町1300) - 圓國山観音寺
(横浜市都筑区池辺町2565) - 綱崎山寿福寺
(横浜市都筑区茅ヶ崎東3-25-6) - 養老山真福寺
(横浜市青葉区荏田町432-8) - 弘仁山薬王寺
(横浜市青葉区大場町259) - 星宿山王禅寺
(川崎市麻生区王禅寺940) - 摩尼山徳恩寺
(横浜市青葉区恩田町1892) - 河上山福寿院
(東京都町田市つくし野3-3-5) - 世尊院
(横浜市緑区北八朔町1010) - 補陀洛山観護寺
(横浜市緑区小山町677-9) - 川井山長源寺
(横浜市旭区上川井町214) - 鶴峰山三佛寺
(横浜市旭区本村町76) - 慈眼寺
(横浜市緑区寺山町229) - 壽保山長泉寺
(横浜市緑区中山町732) - 高猿山宝塔院
(横浜市緑区白山2-35-12) - 瑞照山東観寺
(横浜市緑区東本郷1-21-1) - 法昌寺(横浜市青葉区奈良町)
神奈川県・首都圏にある他の観音霊場
- 坂東三十三ヶ所
- 江戸三十三観音
- 西方三十三所観音霊場
- 多摩川三十三観音霊場
- 上野王子駒込辺三十三所観音
- 山の手三十三観音
- 武蔵野三十三観音
- 北豊島三十三ヶ所霊場
- 東京三十三観音霊場
- 関東三十三観音
- 東海三十三観音霊場
- 東三十三所観音霊場
- 葛西三十三所観音霊場
- 南葛八十八ヶ所霊場
- 準西国稲毛三十三観世音霊場
- 准秩父三十四観音霊場
- 旧小机領三十三所子歳観音霊場
- 金沢三十四所観音霊場
- 鎌倉三十三ヶ所霊場
- 武相観音霊場四十八ヶ所
- 足柄三十三観音霊場
- 津久井観音霊場四十三ヶ所
- 相模新西国三十三観音霊場
- 三浦三十三観音霊場
- 狭山三十三観音霊場
- 秩父三十四ヵ所霊場
- 高麗三十三ヶ所霊場
- 児玉三十三ヶ所霊場
- 足立坂東三十三ヶ所霊場
- 足立坂東観音霊場
- 忍領三十三ヶ所
- 忍三十四ヶ所
- 足立新秩父三十四ヶ所
- 新秩父三十四ヶ所
- 入比坂東三十三ヶ所
- 比企西国三十三所
- 武蔵国三十三ヶ所霊場
- 安房国札三十四ヵ所観音霊場
- 行徳・浦安観音霊場三十三ヶ所
- 下総三十三ヵ所観音霊場
- 新上総国三十三観音霊場
- 長狭三十三観音霊場